フルハイビジョンや4Kの登場により、映像の質はますます向上しています。そのため、映像制作を適当に済ましてしまうと、質の低さが顕著に現れてしまい、誰にも見てもらえない可能性があります。動画投稿サイトでクオリティーの高い映像を共有したい場合、まず初めに気を使うのは撮影機器です。スマホやコンバクトデジタルカメラの動画撮影機能では、アマチュア向けの機能は充実していますが、細かいマニュアル設定ができません。

映像制作において、撮影機器のマニュアル設定は重要です。ピントを合わせる位置を意図的に変えることや、ボカシを入れることによって、表現は格段に豊かになります。キレイで繊細な色彩やノイズの無い音を撮りたい場合は、マニュアル設定のできるビデオカメラをお勧めします。また、ビデオカメラ本体だけではなく、アクセサリーにも気を使うことも大切です。

例えば、レンズによってズームの幅やボカシ具合が変わってきます。風景など遠距離の物を撮る場合は望遠レンズが最適です。代わって、近距離のものをディテールの表情を美しく撮る場合は、広角レンズを使います。ボカシがとてもキレイに撮れます。

映像制作の際に、視覚的効果ばかりに気を取られて音をおろそかにすると、作品に締まりがなくなります。ビデオカメラに付属しているマイクでは、風音を拾ったり撮影対象者の音がメインにならず、余計なノイズが混ざってしまいます。別売りのマイクを買って撮影機器に取り付けることで、音のクオリティーは向上します。